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日本・中国・西洋から探究した技芸の要

調和への技法で訓練された精神と、世界の変化との、差異をとらえる。
様々な物事の未知の相互関係や発展性を見い出すため、自らを柔弱におく。
目指す物事が達成されると無条件に信じ、可能の根拠を積み上げていく。

もうすこし詳しい説明はこちら
http://glasperlenspiel.blog.so-net.ne.jp/2012-02-26

this web-log. (C)Copyright 2005-2012 Kyo Nissho.

 

恩師井手賁夫と進化論、ヘッセとニーチェとガラス玉遊戯と、そして私は想う。 [記録]

22歳の時に立てて、恩師井手賁夫にも確認してもらった、
50年計画の研究の部分と実践技法の部分が終了していたことに、
最近、気づいた。

いま47歳。つまり、50年の計画の根幹の部分を、
その半分の25年で終了させた結果となった。

新しい計画を立てる必要がある。計画なしに活動力を発揮するのは、
足元を見ながら自転車の速度を上げるのに似て、とても危険だ。

速度が大きいほど、力が大きいほど、その危険度も比例して大きくなる。
バランスはパースペクティブからくる。
自律神経を失調した今の静養の期間中に地平線を見つけよう。

ガラス玉遊戯と世界精神が明瞭な時、
人の活動力を、「それはあなたの勝利だ」と言える、そのパースペクティブは、
いったいどのようなものだろう?
知りたい。見たい。必要だ。

恩師井手賁夫に私がした最後の質問。
そして、初めて井手が何も答えなかった質問。

「ヘッセが進化論者で、
 人間が人間を超克する思想を持つニーチェを愛していて、
 全ての文化的資産を用いる芸術であるガラス玉遊戯を得たなら、
 人類はどのように変化するでしょう?」

札幌駅の近くを歩いていた時、北海道大学のバスが通った。
井手が乗っていることに私は気づいた。井手も私に気づいた。
あの時の井手ほど、井手は恐ろしく鋭い目で私を見たことはなかった。
それが私が井手に会った最後だった。

井手はその数か月後、京都の学会に出席し、
札幌に帰った十日後に他界した。

私の経験では、
合目的性の能力を全開にして行なう芸術であるガラス玉遊戯は、
脳全体を用いる経験を深めさせる。

もちろん、多くの学習と知見を重ねた人も全脳的な活動をする。

違いは一つ。
合法則性による全脳活動は「特定の目的」に向けられる。
合目的性による全脳活動は「既知未知の可能な全ての目的」に向かう。

では、この「既知未知の可能な目的」への全脳活動を深めるとどうなるか?

逆説的な経験が私にはあった。
「自分の一番深いところにある一回性、私だから持つ能力が実在する実感、
 それを用いやすくなっていくこと」。
しかしこれは、まだ「科学的に証明」できていない。

であるので、いままだ、この私の経験を前面に押し出して主張していない。
一方、内外の精神と事象の世界精神は客観的に説明できる。

一回性と世界精神との関係を明瞭に主張できる
「状況・状態」はいかに獲得されうるか?
獲得されれば、
「全ての、一人一人の人間が奇跡である理由」を現出できる。

最初に科学的に、
この「状況・状態」の検証をしうるものとして予見されるのは、
社会心理学の技法の応用かもしれないな・・・。
社会心理学では、心理学による予見を、
統計の技法で、実験を通して、検証するので。

原因を求めるのと同様、目的を発見するのも、
理性の能力の特徴。
全方位の既知未知の目的について観取する能力が発達すれば、
その「理性の能力の本人」、
つまり「自分自身と自分の一回性」とが鋭く現れることについては、
論理学で「説明を厚くしていく」ことは、
もちろん出来るだろう。


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コメント 1

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yuki999

精神論はときとして、

自分を追い詰める結果となります。

ましてや、ガラス玉遊戯は崇高。

お気をつけてくださいませ。
by yuki999 (2012-11-14 23:34) 

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【まだ思考されていない物事に応じる過程】

人が思考しうる物事のなかには、
まだ思考されていない物事があります。

もし全てを思考し終えている存在者があるとすれば、
神のみです。

芸術も、
思考されうる未知の物事に応じる方法の一つです。

技芸は、
美または調和のモデルを用いて自らの活動を体系的に把握する、
姿勢であり、過程です。

2012年3月30日
響 西庄 庸勝

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